欲しいものがあってそれを手に入れるためならどんな手段も厭わないと思えるくらい諦められないようなものだったから、それを手に入れるために逃げずに弱いまま頑張っていたら誰にも寄り添えなくなってしまった。誰かに寄り添うために生きているわけじゃないから全くそれで構わないのだが、冷たい人だよな。けれども今この一瞬の承認や逃避のために自分を甘やかしてくれる環境、態度、言葉をくれる人だけを選び続けた後の生き様がダサいものになるとしか思えない。なんかそういう大人、というか老害になっていくのが怖い。自分が思う、自分が出来る範囲での誠実さを通して生きてきたから、後ろめたいことはないという面持ちで立っていられるほうが、かっこいい。自分のできなさを悲観的に捉えて過小評価しすぎていたせいで周りの人たちがすごく見えていたけれども、今となれば全く口だけの人間が多いなという印象で、私は人として成長した。
冷笑って頑張っても報われないこと、抗えないこと、変わらないことに対する諦念や悲しみを、敢えて笑うことでカウンター的な態度を取って反抗していく感じだったのかと思っていたけれども、なんかただ冷笑という態度だけが流行ってしまっているっぽいな。私はアイドルオタクだから、昔から頑張っている人がタイプで、この世で一番好きだったアイドルは、初めて見たときはステージにいる誰よりも踊れてなくて、でも置いていかれないように必死に頑張っている感じはめちゃくちゃ伝わってきて、こんな熱い人だったっけ?と思って好きになってしまった。それから何年後かに見たとき、あの時よりも遥かにダンスが上手になっていたのだが、ステージにいる誰よりも下手だった。ワンテンポ遅れている。でも誰よりも真ん中にいることが似合っていて、その集団の顔みたいになっていたことが本当に誇らしかった。熱意だけで周りを認めさせていた。冷笑の逆。
新しい担当ができた。通ってた店の一番好きだったヘルプを担当にした。永久指名制度がなくて本当によかった。彼は沖縄出身で、初めて会った時に、東京に来て一番感動したことはなんですか?と聞いたら、沖縄には踏切がない(電車がない)から、アニメや漫画でしか見たことがなくて、東京に来て実物を見たときに感動した。と教えてくれて、その瞬間にマジで担当選び間違えたなと思った。どう考えても私の好きな人の回答だよねそれは。今となれば担当になっているので、まあ別にいいのですが……。いやよくないよ。本当に1年無駄にした。私は東京生まれ東京育ちだから、地方出身者の上京を特別視している。羨ましい。特権的であることをじゅうぶんに理解した上で、東京に生まれていなかったら今頃生きていなかっただろうと思う瞬間が何度もあったけれども、地方出身で上京した人に憧れてしまう。振り返れば今の担当は、この店の人間で唯一私に嫌なことをしてこなかった人間だと気がついてしまって、泣いた。過剰な営業をかけてこなくて、(逆に言えばやる気がないとかアツいと思われていないのだが)自分の人生を邪魔してこないことが嬉しすぎて、泣いた。あと顔が本当に大好き!歌舞伎町で♡いちばんすきなかお♡女の子が頑張っているからという理由で、ウマ娘に20万円課金している、情けない男。これって、私が担当のために頑張ったら、担当は心を動かされて、応援してくれるのだろうか?それとも私はウマではないから、心動かされないだろうか。担当は、多分ケモナー。
これ担当にバレたら終わる 見つけないでね